7月25日は「かき氷の日」。
「な(7)つ(2)ご(5)おり」という語呂合わせと、昭和8年のこの日に山形市で当時の日本最高気温40.8℃が記録されたことから制定された記念日です。
暑さに疲れたとき、冷たい氷が心と体を癒してくれるように、私たちが人生に疲れ、迷い、苦しんだときに、確かに迎えに来てくださる存在がいます。それが、阿弥陀さまです。阿弥陀さまは、私たちが命終わるそのとき、必ず「南無阿弥陀仏」と称えるその信心を受けとめ、私たちをお浄土へとお迎えに来てくださる、とお誓いくださいました。
これを「来迎(らいごう)」と申します。
阿弥陀さまが、私たちを待つのではなく、わざわざ「迎えに来てくださる」というのです。悩みや孤独の中にある私たちも、心静かに「南無阿弥陀仏」と称えるとき、阿弥陀さまは、遠いお浄土からすぐそばまで来てくださるのです。そして、こうおっしゃるのです。
「心配いらない。あなたのために極楽浄土の門をひらいて待っていましたよ。」
この夏、かき氷を食べるとき、どうか冷たさの奥にある静かな支え
――そして、私たちを決して見捨てず迎えてくださる仏さまのあたたかさを、思い出していただけたらと思います。
南無阿弥陀仏
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