法話の紹介
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二月(きさらぎ)表白文
釈迦の入滅を偲び奉る涅槃会にもあたる二月といふ、寒き折にも春のきざしを覚ゆるこの佳き日に、仏壇の御前に、先祖代々、また先亡の追善法要を営まんとす。そもそも「涅槃(ねはん)」とは、煩悩の炎をことごとく滅し尽くし、もはや生死の輪廻に囚はるる... -
友達について
「友達と他人同士の幸せ 〜一連托生の心で生きる〜」 皆さん、「友達」とはどんな存在でしょうか?幼なじみ、職場の同僚、趣味を通じて出会った仲間、人生の転機で支え合った人――友達とは、血縁ではない「他人」でありながら、心を通わせ、人生を豊かにし... -
御忌―法然上人によせて
厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 本日は、浄土宗の宗祖であられる法然上人についてお話ししたいと思います。1月25日は、法然上人がご往生された日、すなわち御忌(ぎょき)でございます。800年以上も昔、法然上人は私たちのよう... -
つらいあなたへ
誰にも言えない悩みを抱えていると、まるで自分だけが暗闇の中にいるような気持ちになることがありますね。「こんな弱い自分を見せたくない」「自分の悩みなんて大したことない」と思ってしまう。そうやって、私たちは自分の弱音を無理やり飲み込んでしい... -
小臘(しょうろう)の過ごし方
小臘(しょうろう)の意義――新たな年をのんびり計画するために 皆様、1月22日は旧暦で12月1日、「小臘(しょうろう)」の日にあたります。この日は、旧暦の12月――「臘月(ろうげつ)」の始まりを告げる節目として、古くから大切にされてきました。「臘」と... -
お葬式について
阿弥陀さまに導かれて――祈りと誠意を込めたお葬儀 私は住職としてこれまで200名以上の葬儀に関わらせていただきました。そのたびに、「お葬儀は単なるお別れではなく、故人を極楽浄土へ送り届けるための大切な儀式である」という教えを深く実感しています... -
Olá! Como vai você?
沖縄をはじめとする日本からブラジルへ渡った移民の方々の歴史、そして浄土宗の教えが南米の地でどのように根付いているのかについてお話しします。特に、「南無阿弥陀仏」の声が遠いブラジルの地にも届き、多くの人々の心の支えとなっていることを願いな... -
親孝行について
あらためて考えると人は父母のおかけで生まれただけでなく、一人では育つことはできません。 私の姉にはもうすぐ小学生になる6歳の息子がおります。私の甥っ子です。「ママ、ママ」といつも姉に甘えて、すがっています。甥は赤ん坊だった頃は病弱で、入院... -
祝聖文 表白(おまいりの宣誓)
正月表白文 謹みて新年の慶びを申し奉る。 過ぎし一年、阿弥陀如来の無量の光明に照らされ、当家ともども念仏の日々を歩みしこと、誠に有り難きことと存ずるなり。思ふに、世は無常にして、我が命もまた風前の灯火のごとく儚きものなれど、かかる尊きご縁... -
入学試験
試験――中学入試、高校入試、大学入学共通テスト(旧センター試験)。これらは誰にとっても人生の大きな節目です。しかし試験は結果だけが全てではありません。その過程で得られる努力や学びは、結果を超えた価値を持っています。今日は私自身の経験や仏教の...
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