年末最後の投稿
唐突ですが、「年金」と、私自身が今年を振り返る中で選んだ個人的な漢字「初」という言葉をもとに、1年を振り返ります。今年の私は、多くの「初めて」に挑戦し、そして多くの学びと感謝を得る一年でした。
年金:積み重ねが生む支えと不安
まず、「年金」という言葉について考えてみます。年金は長年の働きや積み重ねによって得られる安心の象徴ですが、同時にその制度が現代社会では不安や課題の象徴でもあります。
今年、終活法話を平安会館さまで行った際、多くの方から「老後の生活が不安だ」「年金だけでどうにかやりくりしている」といった声をいただきました。これらの現実を目の当たりにし、仏教の教えがどのように役立つのかを改めて考える機会となりました。
仏教の教えでは、「安心」は外的な要因だけでなく、内面的な準備や積み重ねによっても得られると説かれます。「南無阿弥陀仏」を唱え、日々の感謝や善行を重ねることが、たとえ困難な状況でも心の支えを生むのです。年金生活が苦しいときでも、心の中に平安を育む方法を探ることが大切だと感じました。
初:新しい挑戦と学び
今年を振り返る中で選んだ個人的な漢字「初」は、まさに私自身の一年を象徴する言葉です。この一年、多くの「初めて」を経験しました。
• 法話の研鑽を本山で始めたこと
浄土宗本山での研鑽では、自分の法話を見直し、より現代の人々に伝わる形で教えを説く方法を学びました。この新しい学びは、私にとって大きな一歩でした。
• 初めてホームページを作成したこと
仏教の教えを広めるために、自らホームページを作成しました。これは私にとって技術的にも精神的にも挑戦でしたが、多くの方との新しいご縁が生まれたことは大きな喜びでした。
• 終活法話という新しい試みに挑んだこと
平安会館さまでの終活法話では、仏教の教えを終活という現代的なテーマに結びつけ、多くの方に寄り添うことを目指しました。これもまた私にとって新しい学びでした。
厄年を迎える準備と感謝
来年は私にとって厄年となります。厄年は日本の伝統では「注意深く過ごすべき年」とされていますが、仏教の視点から見れば、自分自身を見つめ直し、心を整えるチャンスです。
私はこの厄年に向けて、地元の入海神社でお祓いを受ける予定です。お祓いを通じて心身を清め、新しい一年を清々しい気持ちで迎えたいと考えています。また、「南無阿弥陀仏」のお念仏を通じて、自分の内面をより深く見つめる年にしたいと思います。
感謝の心と来年への思い
今年一年を振り返ると、積み重ねてきたご縁や新しい挑戦に感謝する気持ちでいっぱいです。そして、「初」という漢字に込めた新しい挑戦の意義を忘れず、厄年を迎える来年もまた、感謝の心を持ちながら日々の念仏を大切にしたいと考えています。でもなかなかできないのが人間ですね。。なんとか頑張ります。
誠にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
南無阿弥陀仏。
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