2025年3月15日に御忌と春彼岸を合わせた御忌彼岸会を行います。
御忌とは-今から813年前、80歳で亡くなった法然上人を偲ぶ会です。御忌という呼び名は皇族が亡くなった場合に用いられるもので、僧侶で御忌と用いられるのは法然上人ただ一人です。
大師号とは-中国では天台大師や浄土宗の高祖でもある善導大師に対する尊称となり、日本では天皇から与えられる諡号しごうとなりました。浄土宗では、元禄一〇年(一六九七)法然上人に円光大師が贈られたのが最初で、天台・真言両宗以外では初めてです。以後東漸とうぜん(五〇〇回忌)・慧成えじょう(五五〇回忌)・弘覚こうかく(六〇〇回忌)・慈教じきょう(六五〇回忌)・明照めいしょう(七〇〇回忌)・和順わじゅん(七五〇回忌)・法爾ほうに(八〇〇回忌 平成23年 2011年)が贈られました。さて、2067年の850回忌はどんな大師号が送られるのか。長生きしないといけませんね。
お彼岸とはー観無量寿経に説かれる日想観(にっそうかん)という修行から由来しています。極楽浄土ははるか西にありますので、西に沈む夕日を眺めながら極楽浄土を想うという修行です。昨年、鎌倉にある光明寺というお寺の三門に上らせていただき、木魚を叩きながら鎌倉の海に沈む夕陽を眺めました。
御忌彼岸会では薄い木の板である塔婆にご供養してほしい方の名前を書いてご供養します。忘れてしまった17回忌・23・33回忌などもこの機会にご供養することも可能です。
当日はできる限りのお花を飾って、お菓子には評判のたい焼きが出る予定です。
また名古屋の南山大学さんの落語と、愛知学院大学の漫才に加えて、私自身も法話をいたします。お檀家さんでなくとももちろん大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。身も心もお腹も満足していただけること請け合いです。
どうぞお待ちしていります。
南無阿弥陀仏
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