雨の日には 雨の日の生きかたを

朝晩と昼の気温差も大きくなり、日中には汗ばむような陽射し。季節は夏へと向かっているようです。

でも、体や心がその変化についていかないと感じる方も多いのではないでしょうか。

「やる気が出ない」「気分が沈む」「眠れない」。

私が好きで、大切にしている言葉があります。

「雨の日には 雨の日の生きかたを」

晴れた日は、遠くまで見渡せます。でも、雨の日には足元を見て、ゆっくりと歩くしかありません。元気がある日には、積極的に動いてみる。でも、気分が沈む日には、無理をせず、休む。

仏教には、「諸行無常(しょぎょうむじょう)」という教えがあります。この世のすべてのものは、常に移り変わり、同じままではいられないという真理です。

この教えは苦しみもまた、永遠に続かないという希望を含んでいます。どんなにつらくても、それがずっと続くことはありません。

また、「南無阿弥陀仏」とお称えするお念仏には、極楽浄土にいらっしゃる阿弥陀さまとのつながりを感じる安心感があります。また、声に出して称えることで呼吸が整い、心が落ち着くリラックス効果もあります。お念仏は、私たちのささやかな一歩に寄り添ってくださる阿弥陀さまとの対話です。

南無阿弥陀仏

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愛知県知多郡東浦町にある「浄土宗 乗林院。「心の拠り所」として多くの方に親しんでいただけるお寺にしたいと考えています。

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