法然上人は「知恵第一の法然」と呼ばれ、革新的なお念仏の教えを経典から解き明かした偉大な方ですが、
優しくお茶目な一面があります。
「一百四十五箇条問答」という法然上人と人々とのQ&Aをまとめた書物がありますが、その中に
Q「お酒は飲んでもいいんですか」
A「世の中の習慣でしょうねぇ」
とお答えになります。また
Q「念仏を申していると眠くなってしまうんです」
A「目が覚めたら、お念仏してください」と優しく諭されます。
極め付けはトイレでも念仏を申していたことです。お弟子さんがお止めになったそうですが
「いいや、お念仏はトイレでもうしても構わんのだ」とおっしゃいました。
お念仏は浄・不浄を問わず、男女も貴賎も問わず、「散善の念仏」と言われるように誤解を恐れず言ってしまえば
ぼんやりした気持ちで称えても立派な功徳になるんです。
私は朝に1000遍、夜に1000遍、カウンター片手にお念仏を唱えていますが、
法然上人は1日に7万編お称えになったそうですからかないません。。
今年中に5000遍を目指したい私であります。
南無阿弥陀仏
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