桜が咲き誇り、良い季節になりました。この季節に、極楽浄土のご紹介をします。極楽は「西方極楽浄土」とも呼ばれ、英語ではPure Landと訳されるようです。
極楽浄土は西の方角にあります。ここで大事なのは、極楽と我々の場所にはとてつもない距離があり、現在の人智では行くことは叶わないが、この世界と同次元にあり、繋がっているということです。
極楽には苦しみは一切なく、喜びと楽しみだけがあふれています。ストレスは皆無。例えれば、いつも春のような優しい気候が続き、寒すぎず暑すぎず、風はやさしく吹き、鳥たちは美しい歌声で鳴いています。極楽の桜は地上の桜よりもずっと美しく、花びらは宝石のように光り、風に乗って舞い落ちるたびに鈴のような音色を奏でます。
こんな極楽浄土が私たちを待っているとすれば、「人生を終える時、その後に必ず報われる。だから精一杯生きてみようかな」そんな気持ちに、少なくとも私はなります。そして、その極楽に往生する方法は「南無阿弥陀仏」とお称えすること。ただ、それのみです。
私も含め、皆、悩みや苦しみを抱えながら精一杯生きています。悩みがない人などいないのではないかと思います。
けれども、お念仏をお称えすることで、極楽往生が約束される。その希望は私たちの毎日に安らぎをほんの少しでも、もたらしてくれる。そう願います。
南無阿弥陀仏
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