昨今、ご存知の通り、お米が不足しています。
今回は食事、特にお米について考えたいと思います。
等得(とうとく)とは。
修行中の僧侶の食作法(じきさほう)では、食事の前に少量のお米を取り分け、「等得」と発声します。
汝等鬼神衆 (にょとうきじんしゅ)
我今施汝供 (がこんせにょく)
此食徧十方 (しじきへんじっぽう)
一切鬼神供 (いっさいきじんく)
と生飯偈(さばげ)をお称えします。鬼神や餓鬼に呼びかけ、自分の食の一部を施すことで、皆飽食して飢苦を離れるようにと意味が込められています。字のごとく、「等しく食を得る」のです。
あるお母さまが、ご飯を取り分けお仏壇にお供えしました。お子さんが「なんで?」と聞くと、「ご先祖様や見えない誰かにため」とお答えになりました。
またあるご家庭では、お母さまがお子さんに「いただきます、って何のために言うのか知ってる?」と尋ねられました。お母さまは「お米を育ててくれた人、運んだ人、売った人…たくさんの人がいて、今ここにあるの」とお話しされたそうです。
また、東浦町ではフードドライブも行っています。
フードドライブとは、「余っている」「賞味期限までに消費できない」など、ご家庭 で眠っている食品を持ち寄り、食品の支援を必要としている方や福祉団体、子ども食堂等へ お届けする取り組みです。
参照: 東浦町社会福祉協議会お知らせ
もうすぐ、梅雨がやってきます。
南無阿弥陀仏
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