法話– category –
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御忌彼岸会について
2025年3月15日に御忌と春彼岸を合わせた御忌彼岸会を行います。 御忌とは-今から813年前、80歳で亡くなった法然上人を偲ぶ会です。御忌という呼び名は皇族が亡くなった場合に用いられるもので、僧侶で御忌と用いられるのは法然上人ただ一人で... -
ペット供養について
私は二匹のチワワを飼っていました。末っ子で下に兄弟がいなかったせいか、その愛らしい姿、温もり、そして共に過ごしたかけがえのない日々を思い出します。 特に、初めて抱き上げた時のあの小さな温もり、そして、私の帰りを尻尾を振って喜んでくれた時の... -
聖徳太子に寄せて
本日は二月二十五日、聖徳太子様の祥月命日です。 太子は仏教を広め、法隆寺や四天王寺といった寺院を建立し、十七条憲法を制定するなど、日本の礎を築かれた偉人です。特に太子が建立された法隆寺と四天王寺は、今もなお多くの人々が訪れる歴史的な寺院で... -
2月(如月)表白文
釈迦の入滅を偲び奉る涅槃会にもあたる二月といふ、寒き折にも春のきざしを覚ゆるこの佳き日に、仏壇の御前に、先祖代々、また先亡の追善法要を営まんとす。そもそも「涅槃(ねはん)」とは、煩悩の炎をことごとく滅し尽くし、もはや生死の輪廻に囚はるる... -
友達について
「友達と他人同士の幸せ 〜一連托生の心で生きる〜」 皆さん、「友達」とはどんな存在でしょうか?幼なじみ、職場の同僚、趣味を通じて出会った仲間、人生の転機で支え合った人――友達とは、血縁ではない「他人」でありながら、心を通わせ、人生を豊かにし... -
御忌―法然上人によせて
厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 1月25日は、法然上人がご往生された日、すなわち御忌(ぎょき)でございます。800年以上も昔、法然上人は私たちのような普通の人々が、どのようにすれば迷いの多いこの世を乗り越え、仏様の救い... -
つらいあなたへ
誰にも言えない悩みを抱えていると、まるで自分だけが暗闇の中にいるような気持ちになります。私たちは自分の弱音を無理やり飲み込んでしいます。でも、どうか聞いてください。弱音を吐くことは決して悪いことではありません。それどころか、とても大切な... -
小臘(しょうろう)の過ごし方
小臘の意義――過去を振り返り、未来を思う時 皆様、1月22日は旧暦で12月1日、「小臘(しょうろう)」の日にあたります。この日は、旧暦の12月――「臘月(ろうげつ)」の始まりを告げる節目として、古くから大切にされてきました。「臘」という言葉には、集め... -
お葬式について
阿弥陀さまに導かれて――祈りと誠意を込めたお葬儀 私は住職としてこれまで200名以上の葬儀に関わらせていただきました。そのたびに、「お葬儀は単なるお別れではなく、故人を極楽浄土へ送り届けるための大切な儀式である」という教えを深く実感しています... -
Olá! Como vai você?
沖縄をはじめとする日本からブラジルへ渡った移民の方々の歴史、そして浄土宗の教えが南米の地でどのように根付いているのかについてお話しします。特に、「南無阿弥陀仏」の声が遠いブラジルの地にも届き、多くの人々の心の支えとなっていることを願いな...